1/72スケールの楽しみ方ということでこんなめずらしい機体も気軽にコレクションできるということをアピールしようと思ったのだが・・・気軽に作ってハイ完成といきたかったのだが、選んだキットがすんなりといかず、作りこむことになってしまった。
　キットはレジンの胴体に雷電２１型のパーツ一式が同胞されているというもの。　コクピットはサイズが合わず、まったく使えなかった。結局プラ材でまるごと作り変えた。キャノピーはヒートプレスした。　脚収納庫内には角プラ材で桁を追加。脚カバーを薄くし、翼端灯をクリアー化するなど、1/48スケールと変わらない工作を詰め込んだ徹底工作作品となってしまった。
　１９９０年頃に購入したキットなのでデカールはダメだろうと思っていたが、痛みもなく、普通に使うことが出来た。　陸上基地ということでホコリっぽくなるようウェザリングした。

スケールアヴィエーション Vol.40　2004年　11月号掲載