SO3C シーミュウ 製作過程

 シートは少し手直しした。
 インテリアはトゥルーディティール製のレジンパーツが用意されている。インジェクションでも問題ないように思うが? 黒色を塗装してからジンク・クロメイトを調色して塗装した。
 明るめのグレーでドライブラシを施して細部を塗り分けた。
 シートベルトはモールドされていないしエッチングも付属していないので、ファインモールドのアメリカ海軍用のエッチングを使用した。
 配管やタンクはバリに埋もれていたので掘り出す必要があった。
 コクピットサイドは胴体側につける。ガイドはないので仮組みを慎重にして位置決めをした。
 計器盤はレジンのムク。何のモールドもない。 ジャンクのデカールをはった。
 製作したインテリアを胴体につける。 合わないのですり合わせをしっかりやる。
  パーツはだいたい歪んでいるが、胴体パーツもこんな感じで豪快に合わない。
 胴体が合わさるようにインテリアパーツをすり合わせする。 インテリアが胴体におさまるようになったら瞬間接着剤や流し込み系接着剤で強引にガッチリ接着する。 隙間はプラ材をはさんで埋める。
 完全に乾燥してからパテ処理をする。
 あちらこちらにヒケがあるので気になるところは埋めておく。
 翼パーツの裏側は凸凹しているので平滑になるように削る。 後縁も暑いので薄くなるように削った。
 かなりの隙間があくのでプラ材で埋めてからパテで処理した。 翼端は厚すぎるので削って薄くした。
 排気管は機首下面と一体。塗装がしにくい。 スピナー取り付け穴はあいまいなので調整が必要。
 主翼は胴体にイモ付け。取り付け部分もデコボコなので平らにした。
 上半角に注意して接着する。 隙間は細プラ材で埋め、パテで処理した。
 とにかくヒケだらけなので、パテで埋めていく。
 フロートは合いが良いほうだった。
 接着部分は真鍮線でピンをさして補強した。
 フロートに付く台車は、タイヤもフロートに付く部分もイモ付け。 一番荷重がかかる場所なのでとても無理。真鍮線でガッチリ固定出来るようにした。
 キットは閉じた状態のキャノピーしかない。 開状態にしたかったので型を作って透明塩ビ板でヒートプレスした。
 いつものように暗色立ち上げ法で塗装した。 まずは黒色を塗装した。
 下面にインシグニアホワイトを塗装。面に細かいムラを意識的に作っていく。
 続いてインターミディエイトブルーを塗装した
 続いて上面にシーブルーを塗装。迷彩色はMr.カラーのWW.Ⅱ アメリカ海軍機セットを使用している。
 シーブルーを塗装後、インターミディエイトブルーにはホワイトを、シーブルーにはインターミディエイトブルーを混色して明度を上げてグラデーション塗装した。さらにインターミディエイトブルーやブルーグレーを混色した色で退色表現を加えた。
 ウォークウェイを塗装してから、グレー系でスミ入れ。拭き残しでウェザリングをした。
 デカールをはる。良質なものが付属している。
 ピトー管はファインモールドのアクセサリーから流用した。
 「ウォージャンク」のデカールは赤枠だけだったので白色で中をぬりつぶした。
 パステルで動翼などウェザリングした。
 フロートのプロペララインはプロペラと合わなかったので位置を合わせて再塗装した。
 航法灯や翼端灯などはカッティングエッジのセットを使用した。
 フィルター塗装したあとコーティングをして各パーツを仕上げた状態。
 各パーツを組み上げていく。キャノピーはマスキングをはがしてワックスをかける。可動風防を固定して完成。