PZL-37B ウォシュ 製作過程

 エデュアルドからエッチングがでていたので使用した。
 パイロットシートの背もたれ部分の軽め穴をピンバイスで開口した。 シートベルトもエッチング。
 計器盤はシートとエッチングの組み合わせ。キットとは合わないので裏はプラ板。 ノーズからよく見えるので配線を施した。
 一部の装備や備品を自作して再現してみた。
 こちらは右側。
 胴体と尾翼は合うように調整した。
 けっこうヒケが目立つのでパテでの対処は必要。 端から差し込む構造だが、合わないのでアライメントをしっかり出してパテで対処した。
 胴体もヒケだらけ。
 グラスノーズでよく見えるので作り込んだ。
 数少ない資料とにらめっこして再現していく。目立つものだけ再現していく。省略も大事。
 グラスノーズは左右はり合わせ。胴体幅に合うようにスペーサーを用意して固定し、乾燥させる。
 うまくいけば、この通り段差が小さくてすむ。
 翼端灯を再現した。クリアーのランナーを接着する。
 削り出したら磨いてマスキング。
 フィレットのところは豪快に隙間があくのですり合わせてガッチリ固定して瞬間接着剤とパテで埋めた。
 胴体内はキャノピーなどの枠も銀色なので最初に銀色を吹く。
 暗色立ち上げのためマホガニーを塗装した。
 下面は当時のドイツと違い、青みのないグレーだったようだ。
 上面は特徴的なカーキドラブ。混色して塗装した。
 グラデーション塗装をした。
 尾輪のステーがキットのパーツでは厚かったのでプラ板を切り出した。
 脚を固定して爆弾をつけた。爆弾槽は2段式になっており、縦に積むという構造。なのでこの状態で16発積んでいる。収納式搭載や搭載方法、全金属製の機体といい、1930年代後半、驚くべき先進性だ。
 エンジンがかなり貧相。
 ジャンクパーツから流用することにした。
 リングもヒケだらけ。メタリックを塗装するので慎重に平滑にする。
 これだけ見違えるようになって効果は絶大。 気筒数が違うなどまるっきり違うが雰囲気重視なのでよしとした。
 しっかり塗り分ければ雲泥の差だ。しかし、実機はノーム・ローンなのでキットのほうが正しい。実は特徴をよくとらえているのだ。でも、わかっていても換えたくなるよね。
 排気リングはガイアカラーのカッパーを塗装した。
 プロペラはただの板になってしまっている。 削り出して製作した。
 備品や機銃を付けていく。
 最後にツヤを整えてマスキングをはがしたら完成。