PZL-23A カラシュ 製作過程

 キットにもエッチングは付属しているが、エデュアルドからエッチングがでていたので使用した。
 キットの計器盤のモールドを削り取っておく。 よくあるのはフィルムとエッチングの組み合わせだがエデュアルドはエッチングのみ。しかも着色済み。 このほうが組みやすいと思う。
 こんな感じになる。いい感じだと思う。実に細かい。
 説明書がカラーなのでその通りに塗装していく。 計器のメーターや配線はエデュアルドのエッチング。
 何色なのかがよくわからないのでそれらしい色を選んで塗装している。
 座面は皮みたいなので、それらしく塗装した。
 コクピットはグリーンやグレー、シルバーとけっこう色数が多い。 シートベルトはエデュアルドのエッチングのほうがいい感じだったので使用した。
 キット付属のレジンパーツだが、普通にインジェクションでもいいような感じのパーツ。 しかも底とか裏側とかほとんど見えない部分のパーツだったりするのだ。
 取り付け位置があいまいで説明書を見てもいまいちわかりづらい。 仮組みをしっかりして位置を調整していく。
 組みあがるとこんな感じ。 なんだかいい感じ。
 とてもいい雰囲気じゃないか?これだけでも大満足。 胴体に組み込むのが惜しい感じ。これだけでもディスプレイしたくなるほどの完成度だ。
 裏側もいい感じだ。胴体下面にも窓があり、見えるのでしっかり再現されている。
 表面は梨地というか、荒れた感じなので平滑にする必要があった。 3Mのスポンジヤスリが便利。 太いスジ彫りも細くなる効果あり。
 インレットが団子みたい。ちょっとこれはないので作り変えることにした。 こういう突起のモールドってことで無視するのもアリかな。
 プラペーパーで作ったのだが厚いし大きい。もっと薄いペーパーがあるのでもっと小さくすればよかった。
 バリエーションのため埋めるのだが、エッチングでパーツが用意されている。
 歪まないように、また製作中に押して割ってしまわないように桁をいれて補強しておいた。
 翼付け根も落ちてしまうので補強するとともに接着ののりしろを作った。
 外翼の上半角をきめると下面側に隙間が開く。プラ材で埋めておいた。 補強板で見えなくなるけど接着面積の確保でもある。
 補強板はエッチングで再現する。 隙間を埋めておいたので歪まずに接着できた。
 固定式スラットのリブはエッチングで用意されている。 枠がジグの役目をするようになっている。
 固定式スラットもエッチング。リブに合わせて曲げるのがとても難しい。どうしても凸凹するね。
 オイルクーラーの配管をプラロッドで再現しておいた。
 ステーもプラロッドで再現した。
 これ何だろ?
 なんと折り紙のように折り曲げて下部ゴンドラを再現するのだ。斬新かつ新鮮! これならスライド金型を使わずに再現できる。
 問題なく組みあがりました。
 カウリング全面の排気リングですがこのようにヒケがひどくてガタガタです。黒い瞬着で埋めて処理した。 プロペラやスピナーもヒケで形になっていません。
 いつもの通りに暗色立ち上げ法で塗装した。 カーキをベースにグラデーションをかけた。
 グレーでウォッシング&スミ入れ。動翼部分はさらに濃い色でスミ入れ。 
 凸モールドにドライブラシをして変化をつけた。
 前照灯はのり付きガラスレンズを使用した。
 デカールにダメージを施して排気煙のススをエアブラシで再現した。
 最後にパーツをつけ、コートなどをして完成。