ミラージュ2000 製作過程

 コクピットをディティールアップしたかったので、エレール用だがブラックボックスのレジンセットを使ってみることにした。 このミラージュ用はブラックボックスのセットのなかでも出来のいい部類に入る。
 仮組みをしてみて、まずはマジックで印した部分を切り取ることにした。
 ここまできれいに切り取ってしまう。
 胴体におさまるように、あたる部分を削っていく。 胴体のアールに合わせてパーツの側面を削る。
 ブラックを塗装してから、グレー系で塗装、ドライブラシをした。
 キット素組みとレジンセットを比べてみる。 あまりの違いに驚いた。
 虫ピンを利用してAOAセンサーを製作。今だったらこんなことはしないと思う。
 コクピットフロアを組み込んで胴体をあわせる。 違和感なくおさまっている。安心した。
 この部分のアウトレットはムクになっているだけでなく、ヒケなどがあったため、思いきって切り取ってしまい、新たに作り直すことにした。
 エッシーのキットは試作型をモデライズしたらしく、パネルラインが違っていた。 パテで埋めて彫り直すことにした。
 翼やインテークを付けるが、かなりの隙間があいてしまう。 プラ板をはさんでからパテで処理した。
 ラインが合わないのでパテを盛ったり、削り込んだりした。
 機関砲の部分はムクでらしくないので、穴を開けて真鍮パイプを差し込み銃身にした。
 パネルラインの修正。ダイナモテープをガイドにして彫っていく。
 垂直尾翼は金型改修がされていて、量産型に近くなっている。しかし、新規の部分はトツ彫りなのでスジ彫りにかえた。
 下のパーツがキットのノズル。シンプルなもので味気ない。上はジャンクパーツ。 ジャンクパーツを追加して少しディティールアップすることにした。 使用したのは右のF-14 トムキャットのノズルと左のF-15 イーグルのアフターバーナー。
 キャノピーにバックミラーを追加。 パーツはエデュアルドなどのエッチングのミラーセットから持ってきた。
 ライトグレーを塗装。 Mrカラー308番を使用した。
 上面もMrカラー308番を塗装。 それから白を加えた色で上面と下面をグラデーション塗装をして明度を上げた。
 迷彩色を塗装。この機体はブルー系のようだ。 Mrカラー306番にネイビーブルーとインディーブルーを少量加えて調色した。
 次にライトグレーを少量加えた色でメリハリを付けた。 写真やライトで照らすと鮮やかなブルー系に見えるが、ブルー系でも本来はこんな感じのトーンである。
 塗装が済んだらスミ入れをする。 リベットを追加しているのでそういうところは擦り付けるようにしている。 使用したのはハンブロールエナメル。
 よく乾燥させてからデカールをはる。 カルトグラフの良いデカールだったので丈夫で発色もよく、透けもなくはりやすいデカールだった。 ただ、サイズが合っていないものがあったが、そのままはってしまった。
 ブレードアンテナはエッチングを加工して付けた。 そのほかにフィンなどもエッチングに交換したり、薄く削っている。
 取れやすいパーツは真鍮線などでピンを打って補強している。